| ◆アウディとは? |
| アウディ (Audi) は、ドイツの自動車メーカー。円を4つつなげたマークは、4つの指に嵌る4つの指輪を表すとも(ドイツ語のFingerは人差し指〜小指を意味し、親指はDaumenと言う)、4人の貴婦人=4つの会社を表すとも言われ、「団結」を象徴している |
| フォルクスワーゲングループの一員で本社はバイエルン州のインゴルシュタット。工場はインゴルシュタットの他にネッカーズウルムにもある。 フォルクスワーゲン・グループにおいて、主に中〜上級価格帯をカバーするブランドであり、4輪駆動やアルミボディなど、尖鋭的な技術を積極的に用いる気風がある。
エンブレムは4個のリングを組み合わせた「シルバーフォーリングス」と呼ばれるもので、前身の自動車メーカー「アウトウニオン」社設立に参加した4社の自動車メーカーを象徴するものである。主なライバル社(車)は、メルセデス・ベンツ、BMWであり、この3社は御三家と呼ばれる。
他の自動車メーカーと比べると内外装の精度感・質感に優れており、品質では世界最高水準と言われるトヨタもお手本にするほどである。 |
| ◆沿革 |
| 創業期 |
| 創業者はアウグスト・ホルヒ(August Horch 1868-1951)。自動車史の黎明期にベンツ社で工場長を務めた後に独立、ホルヒ社を設立し、1901年から自動車生産を開始したが、当時としては高性能・高品質の自動車を送り出して名声を得る。
しかしアウグスト・ホルヒは、良質の車を作ることに拘って経営面への配慮を欠くきらいがあり、1909年には経営陣から追放を受けた。速やかに自力で別のホルヒ社を設立、自動車生産を開始したが、元のホルヒ社の抗議によって、同一社名・車名を使うことを差し止められる。
この結果、アウグスト・ホルヒは1910年に自社の社名・車名を「ホルヒ」から「アウディ」に変更。アウディとはラテン語の「聞きなさい!(Listen(英)」という意味で、ホルヒのドイツ語訳と同義である。これなら差し止めを受けるおそれはないわけで、アウグスト・ホルヒの反骨ぶりが伺える逸話である。 |
アウトウニオン
第一次世界大戦後の不況の中、ドイツの自動車界にはアメリカの大手自動車メーカーが大挙資本進出して、既存の民族系メーカーを脅かした。これに対抗するため、1932年にザクセン州に本拠を置く中堅の民族系メーカーであったDKW、アウディ、ホルヒ、ヴァンダラーの4社が合同して、新たにアウトウニオン(自動車連合)を結成した。「アウディ」ブランドのモデルは同社の中級〜高級クラスの車種として存続するが、第二次世界大戦勃発で製造中止される。
アウトウニオンは、第二次世界大戦の戦禍とその敗戦後のソ連によるザクセンの工場接収という壊滅的なダメージから逃れ、西ドイツのインゴルシュタットを新天地として再出発した。部品やバイク、バンの生産を経て、「アウトウニオン」及び「DKW」ブランドで乗用車の生産を再開した。1956年から1964年まではダイムラー・ベンツの支配下にあり、1964年以降はフォルクスワーゲンの傘下となっている。 |
 Audi タイプE |
| アウディの復活 |
| その直後1965年に「アウディ」ブランドの乗用車生産が再開され、前輪駆動の堅実な中級セダンを主軸とする形で80・super90・100などモデルのラインナップを広げた。1969年には、ロータリーエンジンの開発で知られたNSU社を併合、アウディNSUアウトウニオン社となる。以降は80や100シリーズなどのヒット作を世に送り出しフォルクスワーゲン・グループの中〜上級クラスを担うブランドとして発展した。1985年に社名をアウディ社に変更した。
1980年代には四輪駆動システム「クワトロ」を開発、WRCで大きな成功を収め、以後ラリーにおける4輪駆動車の優位性を決定的にした。 |
| 近年・今後のアウディ |
- 技術分野ではクラッチを2つの構造としたセミオートマチックトランスミッションのDSG(アウディではSトロニックと称している)を採用している。DSGはグループ企業のフォルクスワーゲンなどにも利用されているが、「今のところ、最も理想的なトランスミッション」と言われている。
- ランボルギーニのガヤルドの開発に技術などを提供している。
- Audi R8でル・マン24時間レースに挑戦し、好成績をおさめている。2006年はディーゼルエンジンを搭載したR10で出場し優勝。
- グリルは、台形→ダブルグリル→シングルフレームグリルと進化してきており、「シングルフレームグリル」のラインアップが拡充してきている。2006年9月現在、シングルフレームグリルではないモデルは、A2のみである。
- 2005年はクワトロ生誕25周年で、2月にクワトロ生誕25周年記念行事「クワトロナイト」が開催され、SUVコンセプトモデル「パイクスピーク・クワトロ」の市販版であるQ7を披露し、RS4が雪坂道を登るというパフォーマンスが披露された。
- 今後はボトムレンジを担うA1、A5、A7、ステッペンウルフの市販版でA3ベースのQ3、A4ベースのQ5などが2010年前後までにデビューするといわれており、2005年10月19日、東京モーターショーでのプレス・ブリーフィングでは、アウディAGのマルティン・ビンターコーン会長も、「これからの3年間で、さらに6つの新しいプロダクツを販売していく」と明言している。
- 2006年Audi R10が新開発TDIエンジンでディーゼルエンジン初のルマン優勝。
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 Audi R8 |
| ◆テクノロジー |
- DSG - ダイレクトシフトギアボックス イン・クラッチ式トランスミッションで、もともとはアウディS1などのラリーカーからフィードバックされた技術。シフトチェンジをすべて電子制御化、バイワイヤー化されたATセレクターとスロットルを連動させることにより、シフトアップ&ダウンに要する時間は、わずか0.3秒。もっとも難しいとされる6速から2速へのシフトダウンも0.9秒で行う。今後AudiではS-トロニックと言う名称になる。
- quattro - クアトロシステム トルセンデフを搭載し電気的に4輪を駆動させるのではなく、機械的に路面状態を認識し四輪に動力を配分する。最近Sモデルでは、通常走行時40:60に設定されている。
- FSI - FSIテクノロジー ガソリン一滴一滴を無駄なく使用し、少ない燃料をパワーに変え燃費をよくさせる技術。
- TDI - TDIテクノロジー ディーゼルエンジンで唯一ルマン24時間耐久レースで優勝へ導いたエンジン。ディーゼルエンジンに高出力ハイパワー省燃費をもたらす技術。
- ASF - アウディスペースフレーム シャーシをアルミで合成し、車体を軽く、かつ剛性を高めた。世界ではじめて量産車に採用した。
- AudiMagneticRide - アウディマグネティックライド 磁性流体で作動するアダプティブシステムにより、走行状況とドライバーのドライビングスタイルに応じてロールの安定化を行い、乗り心地の良さとダイナミックな走りを同時に実現する。
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| ◆日本での発売 |
| かつてはヤナセが輸入元で、同じくヤナセが取り扱っているメルセデス・ベンツと住み分けをはかるため、主に女性をターゲットにマーケティングをしていた。
1990年代初頭、ヤナセが輸入権を手放し、「フォルクスワーゲンアウディ日本」(のちのフォルクスワーゲングループジャパン)が輸入元となり、「ファーレン」及び「DUO」店でフォルクスワーゲン(VW)と併売されていた。 1998年には、アウディ部門が独AUDI
AGが100%出資する「アウディジャパン」に分離し(代表、ヴァルター・ハーネック社長)、同時に専売ディーラーを全国に展開させることで販売台数を徐々に増やしていった。また、かつてのインポーターであるヤナセは「ヤナセアウディ販売」を設立して専売ディーラーの一つとなっている。 |
| 出典:Wikipedia |